

中学受験の下準備の要となる教材選び、迷いますよね。
息子も中学受験するか迷い中ですが準備はしておきたいと思い、低学年のうちの家庭学習のために情報収集しました。備忘録としてまとめます。
ピックアップしたのは以下の6つの通信教育です。
検討している通信教育が決まっている場合は通信教育名からスクロールできます。
通信教育名 | 主催 | 対象 | 月額(一例) |
ピグマキッズくらぶ | SAPIX | 小1〜4 | 5280円 ※2教科 |
Z会中学受験コース | Z会 | 小3〜6 | 7920円 ※3年2教科の場合 |
リトルくらぶ・進学くらぶ | 四谷大塚 | 小1〜6 | 9790円 ※3年4教科の場合 |
浜学園Webスクール | 浜学園 | 小1〜6 | 13750円 ※3年2教科の場合 |
フォトン算数オンライン | フォトン算数クラブ | 小2〜 | 15000円〜 ※入会学年やコマ数等により変動 |
スタディサプリ | リクルート | 小1〜6 | 2178円 ※4教科見放題 |
※中学受験の学習よりも公文のような学習に興味がある方はこちら↓
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公文が高い?代わりになる無学年式通信教育7選【無料あり】
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クリックできる目次
ピグマキッズくらぶ
ピグマキッズくらぶはサピックスの通信教育です。
ピグマキッズくらぶの特徴
- 紙の教材(映像授業なし)
- 開講しているのは算数と国語のみ
- 算数:思考力を伸ばす問題と基礎的な問題が半分ずつ
- 国語:説明文・詩・物語の長文読解・語彙・漢字など
ピグマキッズくらぶは紙ベースの教材で自習していくものです。
「紙だけ」と聞くと退屈そうに思うかもしれませんが、シールや色鉛筆での色分けなどの作業もあり全体をとおしてSAPIXらしく楽しく学習できる教材です。
毎月の内容
毎月届く教材はこちら。
基本となるテキスト「ピグマシリーズ」と補助教材の「わくわくパワードリル」、そして添削課題が月に1回あります。
全体的に難易度は高め。
お子さんの理解度により保護者が教えてあげることが必要とな場合もあります。
そのため詳しい「学習指導書」がついているのも特徴です。
テキスト「ピグマシリーズ」
メインテキスト「ピグマシリーズ」の算数は人気の市販問題集「きらめき算数脳」のようなパズル形式の問題も多く思考力を伸ばせるものとなっています。
「きらめき算数脳」と違うのは、パズルのような問題だけでなく「かけ算の筆算のやり方」など小学校で習う基本的なテーマも扱う点です。
毎月算数15回分と国語10回分あります。
パワードリル
パワードリルは1回分がA4いちまい。
毎月算数・国語各18回分あります。
テキストに比べて基本的な問題が多いです。
ピグマキッズくらぶのメリット
SAPIXの通信教育ピグマキッズくらぶのメリットは以下の3点です。
メリット
- 大事なことを何度も繰り返し学習できる
- 思考力を高める問題が多い!
- 「さぴあ」で中学受験情報も得られる
ピグマキッズくらぶには下のように毎回学習のテーマがあり、テキストで学んで再度ドリルで反復学習します。
そして考えさせる問題が多いです。
通信教育でこれだけの思考力系の良問を学習できるのはピグマキッズくらぶが唯一ではと感じます。
また「さぴあ」というSAPIXの内部生に配布される中学受験情報誌も毎月届きます。
ピグマキッズくらぶのデメリット
ピグマキッズくらぶのデメリットはこちらの4点です。
デメリット
- 基礎問題が少なめのため、理解が追いつかないことも
- 分量は少なめ
- 国語と算数のセット受講のみ
- 1〜4年生しか開講していない
基本問題は少なく応用問題が多い
ピグマキッズくらぶでは、たとえばかけ算の筆算のやり方をならってすぐにこのような応用問題がでてきます。
飲み込みが早い子や先取り学習をしている子には良いですが、初めて学ぶお子さんの場合、戸惑う子も多いのではと思います。
実際受講してみて、私も息子に「これ、どういうこと?」と聞かれたり、難しくて息子が困ってしまうことがありました。
分量は少なめ
教材の量は他の通信教育に比べて少なめです。
「ピグマシリーズ」も「わくわくパワードリル」も息子の場合、1回分は早ければ5分くらい、時間がかかっても30分くらいで終わりました。
気軽に取り組むにはよいですが、しっかり勉強したい子には物足りないかもしれません。
科目を選んで受講できない
ピグマキッズくらぶは単科受講できず国語と算数の2科目セットで5280円となっています。
1〜4年生のみ・算国のみの開講
ピグマキッズくらぶは4年生までしかないので中学受験するなら5年生以降は通塾など他の方法を考える必要があります。
また理科と社会は開講されていません。
ピグマキッズくらぶはこんな方におすすめ
- 先取り学習をしているお子さんや算数が得意なお子さん
- 難しい問題に挑戦したい・思考力を伸ばしたいお子さん
- 動画よりもテキストで学びたいお子さん
- サピックスの入室テストの準備をしたいお子さん
受講料 | 月会費5280円(入会金11000円) |
開講科目 | 算数・国語(2科目セット) |
開講学年 | 小学1年〜4年 |
毎月の教材 | テキスト(1・2年48ページ、3・4年56ページ) わくわくパワードリル(36ページ。算国各18日分) 国語テキスト朗読CD 学習指導書(保護者向け解答解説) サピックス進学情報誌さぴあ ※補助教材が付属する月もあり |
添削問題 | あり(月1回) |
映像授業 | なし |
最低受講期間 | 3ヶ月(4ヶ月目から退会可) |
公式サイト | https://www.pigmakidsclub.com/ |
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ピグマキッズくらぶを受講した感想と口コミ・評判【塾なし中学受験】
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Z会 中学受験コース
Z会中学受験コースの特徴
- 映像と紙テキストのハイブリッド
- 難関・最難関受験に特化(対象校の設定あり)
Z会の中学受験コースは一言でいうと「オールインワン」ではないでしょうか。
テキストあり、映像あり、テストあり、スケジューリング機能あり、毎日のドリルありでこれをこなしていければ実力がつきそうなボリューム感と内容です。
※Z会にはトータル指導プランと要点学習プランがありますが、ここでは定番のトータル学習プランについて書いていきます。
毎月の内容と流れ
Z会の中学受験コースは、以下のような内容と流れとなっています。
- 要点学習:iPadで映像授業を見ながら紙テキスト「エブリスタディアドバンスト」を学習
- 演習①:テキストの練習問題での演習(映像授業の解説あり)
- 演習②:iPadに配信される「ドリル」での演習(自動採点機能あり)
- 演習③:「毎日練習ブック」で漢字と計算の練習
- 添削課題「月例テスト」を提出
- 復習
そのほかに年2回ほど定期テスト(力だめしテスト・定着度テストなど)があります。
Z会中学受験コースのメリット
Z会中学受験コースのメリットは4点あります。
メリット
- 動画があるため保護者が教える負担は少ない
- 受講科目や難易度を選べニーズに応じた受講ができる!
- Z会だけでも受験終了まで対応できる
- 入会金不要・1ヶ月で退会可能で気軽に始められる
教える負担は少なめ
Z会は映像での講義・解説がついているので保護者が教える必要性は他の通信教育よりも少なめです。
ニーズに応じた受講ができる
Z会はフレキシブルです。
強化したい科目だけ受講したり、特定の科目だけ学年を変えて受講したり、1ヶ月だけ受講したりといったことができます。
Z会だけでも受験できる
Z会は6年生まで開講しているので、軌道にのれば通塾なしで受験終了まで対応できます。
入会金不要・1ヶ月で退会可能
Z会は入会金がいらず、1ヶ月でも退会できるため、気軽に受講できます。
夏休み期間だけ受講することや通信教育との相性をみるためにお試しで短期間受講することもできます。
Z会中学受験コースのデメリット
Z会中学受験コースのデメリットは以下の5点です。
デメリット
- 対象校が限られている
- iPadが必要となる
- 映像授業は分かりやすいが面白いとは限らない
- スケジュールの管理が難しい
- 難易度が高く、またボリュームも多め
対象校が限られる
Z会中学受験コースは対象校が限られているので、お子さんの検討・志望している中学校が対象校となっているか公式サイトで確認してみてください。
難関校・最難関校はおおむねカバーされていますが、公立中高一貫校の受検のみを検討している場合は中学受験コースではなく通常の「小学生コース」が適当とのことです。
「小学生コース」の詳細は公式サイトから確認できます。
iPadが必要
Z会中学受験コースの受講にはiPadが必要となります。
出費がたいへん、と思うかもしれませんが、Z会会員は優待価格でiPadを購入できますよ。
必ずしも授業がおもしろいとは限らない
Z会の映像授業を見てみましたが正直に言うとスタディサプリほどの面白さではありませんでした。
あとでご紹介するスタディサプリのほうがカリスマ講師の情熱的な授業で、子供の食いつきが違いました。
ただ「Z会の算数の授業がおもしろい」という声も聞きます。
先生や科目にもよるようなので、受講を検討している科目を無料体験してみてお子さんとの相性をチェックしてみてくださいね。
難易度が高くボリュームも多め
Z会は難しく、またボリュームも多めです。
「ついていくのが大変」という声も聞きますが、そのぶん力もつきそうです。
「難しい」のが心配という方は「最難関」ではなく「難関」コースを選んでおくと安心ですよ。
2022年度からリニュアル!
Z会中学受験コースは2022年度にリニューアルされ「月例テスト」が行われるようになりました。
塾のように毎週のテストがない分、振り返る機会が少なくなりがちな通信教育において定着度が見える化されたのはメリットですね。
そしてリニューアルのいちばん大きな変更点ですが、算数・国語と5・6年の理科・社会では最難関コース、難関コースを選べるようになりました。
Z会が「難しすぎてついていけない」という問題の解決になるかもしれませんね。
Z会中学受験コースはこんな方におすすめ
- 最難関校・難関校を志望しているお子さん
- お子さんに勉強を教える時間があまりないご家庭
- 紙テキストだけでなく映像授業も見ながら理解したいお子さん
受講料 | 月会費1584〜19448円 ※学年・受講科目数・プランによって異なる。一括割引あり。(入会金なし) |
開講科目 | 算数・国語(1〜6年) 理科・社会(3〜6年) |
開講学年 | 小学3年〜6年 ※通常コースでは小学2年生以下もあり |
毎月の教材 | エブリスタディアドバンスト 毎日練習ブック 月例テスト(添削問題) 映像授業(要点・確認問題・練習問題) |
テスト | あり(受講料に含まれる) |
映像授業 | あり(iPadが必須) |
最低受講期間 | 1ヶ月(2ヶ月目から退会可) |
公式サイト | Z会 小学生向け講座![]() |
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【口コミ】Z会中学受験コースを我が家が選ばなかった理由
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進学くらぶ・リトルくらぶ
進学くらぶ(4〜6年)・リトルくらぶ(1〜3年)は四谷大塚の通信教育です。
進学くらぶ・リトルくらぶは学年によって分量と内容が大きく変わります。
3〜6年生については通塾できないけど本気で勉強したい方向け、1〜2年生については中学受験の学習の基礎体力づくりに良さそうです。
進学くらぶ・リトルくらぶの特徴
- 通学生と同じボリューム感で、塾に近い環境で学べる
- テストが定期的にあり、モチベーションが維持しやすい
リトルくらぶ(1〜3年)の毎月の内容
リトルくらぶは以下のような内容と流れとなっています。
- 映像授業「予習ナビ」を見ながら紙のテキスト「ジュニア予習シリーズ」を学習
- ホームワーク(算数・国語各1日1〜2ページ)
- 添削課題を提出
- 月例テスト(2・3年生)
- 復習
理科・社会はリトルくらぶのみのオリジナルとなっています。
進学くらぶ(4〜6年)の毎月の内容
進学くらぶは以下のような内容と流れとなっています。
- 映像授業「予習ナビ」を見つつ「予習シリーズ」で演習
- 授業の復習
- 週テスト(毎週)
- 組分けテスト(5週に一度)
- 復習ナビでテストの復習
リトルくらぶ・進学くらぶのメリット
リトルくらぶ・進学くらぶのメリットは以下の4点です。
メリット
- 通学生と同じ内容なので成績を把握できる
- 信頼の予習シリーズを使用
- ボリュームたっぷりで充実の教材
- 受講生に合った難易度で受講できる
通塾生と同じ内容で安心
リトルくらぶ・進学くらぶでは、四谷大塚の通学生と同じ教材で同じ授業と同じテストを受けるので入塾前でもお子さんの順位や立ち位置を確認しながら学習できます。
特に予習シリーズを使用している四谷大塚や早稲田アカデミーへの入塾を検討しているお子さんにとっては同じテキストを使うので安心ですね。
ボリュームもじゅうぶん
1ヶ月の教材はかなりのボリューム感です。
ある程度勉強に時間を確保でき「本当は通塾したいけど近くになくてできない」というお子さんにはよいのではないかと思います。
それぞれに合った難易度で提供
進学くらぶ(4年生以降)ではテスト結果によりコースが決まりお子さんの習熟度にあった難易度の映像授業・テストになります。
コースは4つありますので、お子さんにとって難しすぎたり簡単すぎたりすることなく受講できます。
リトルくらぶ・進学くらぶのデメリット
リトルくらぶ・進学くらぶのデメリットはこちらの3点です。
デメリット
- 学年によっては受講に必要な時間は長めである
- 学年によってはボリュームが多すぎるかも
- 費用は比較的高め
ボリュームが多すぎる?
リトルくらぶ・進学くらぶのメリットの裏返しでもあるのですがボリュームが多すぎると感じるお子さんもいるかもしれません。
映像授業は2年生までは毎週約40分程度(算数・国語を隔週)ですが、3年生は毎週約90分(算数・国語それぞれ)となります。
IT授業を体験したとき、授業は算数79分・国語87分とボリュームたっぷりでした。
たとえば算数では「動画を止めて問題を解いてみよう」と言われ5分や10分映像の再生をとめて問題をとくという時間がありました。
そのとおりに時間をとると実際は79分よりも30分以上長くかかりました。
動画は10〜20分程度ずつに分割されていたので、分けて見ることができますが、それでも結構大変そうだと思いました。
4教科のセット受講
3年生以降は4教科セット受講しかできないので「4教科もいらない」という方には高いかもしれません。
例えば3年生は4教科セットで9790円です。
高いと感じるか、安いと感じるかは人それぞれですね。
4教科フルに活用できたら安いですし、また四谷大塚や早稲田アカデミーの通塾に比べると安くはありますね。
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リトルくらぶってどう?Z会やピグマキッズくらぶと比較した口コミ
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リトルくらぶ・進学くらぶはこんな方におすすめ
- テストがあるほうが頑張れるお子さん
- しっかり勉強したい・勉強する時間があるお子さん
- 近くに中学受験塾がなくて通塾できないお子さん
- 四谷大塚や早稲田アカデミーへの通塾を検討しているお子さん
受講料 | 月会費6380〜17710円 ※学年により異なる。一括割引あり。 (入会金11000円) |
開講科目 | 算数・国語(1〜6年) 理科・社会(3〜6年) 作文(1〜3年) |
開講学年 | 小学1年〜6年 |
毎月の教材 | <1〜3年> ジュニア予習シリーズ ホームワーク(算数・国語各毎日1〜2ページ分) 添削問題 解答と解説 <4〜6年> 教材の購入が別途必要。予習シリーズなど。 |
テスト | あり(受講料に含まれる) |
映像授業 | あり |
公式サイト | リトルくらぶ https://www.yotsuyaotsuka.com/school/little/ 進学くらぶ https://www.yotsuyaotsuka.com/school/shingaku/ |
浜学園Webスクール
浜学園は関西に本拠がある中学受験塾です。
灘中学の合格実績ナンバーワンを何度も獲得するなど、もともと実績ある塾でしたが、東大理三に子供四人が入学した「佐藤亮子ママ」のお子さんが通った塾として全国的に有名になりました。
浜学園Webスクールはひとことでいうと面倒見が良さそうなスクールでした!
浜学園Webスクールの特徴
- 浜学園の受験指導を再現!
- テストが定期的にあり、モチベーションが維持しやすい
- サポート体制がばっちりで安心
内容
浜学園Webスクールは以下のような流れとなっています。
- 講義動画
- 家庭学習(学習計画表を見て宿題をする)
- 復習テスト(毎週)
- 公開学力テスト(毎月)
講義動画は浜学園の授業そのもの。
授業後には宿題をやり、毎週の復習テストを受け、毎月「公開学力テスト」を受けます。
講義を見る場所が家であること、テストを受験する場所が家も可能なこと以外は浜学園に通っている塾生と同じように勉強できます。
浜学園Webスクールのメリット
浜学園Webスクールのメリットは以下の4点です。
メリット
- サポート体制がしっかりしている!
- 関西や西日本の中学受験に特に強い!
- 必要な科目だけ受講ができる(飛び級もOK)
- 浜学園の通学コースの約半額!
安心のサポート体制
浜学園Webスクールは塾生としてのサポートを受けられます。
Webスクール生も担当校舎(面倒を見てくれる校舎)があり担当の先生がついて塾生として進路も含めて指導してもらえます。
また、保護者の相談もサポートの一貫として明言されていました。
関西の中学に特に実績あり
浜学園は灘中学など関西・中国・中部・九州などの中学校には特に実績があります。
必要に応じて受講できる
飛び級OK(入塾資格審査あり)、また必要な科目のみの受講も可能です。
特に浜学園の最高レベル特訓は有名で、マスターコースという通常コースの内容を先取りしつつ思考力を要する問題の演習ができます。
最難関中学を目指す他塾のお子さんが「最高レベル特訓算数」だけを受講するといった例もあるようです。
通常コースの約半額
浜学園通学コースと同様のカリキュラムを履修できて通学コースの約半額です。
通信教育のカリキュラムにのっていけるお子さんであればコスパも良いです。
浜学園Webスクールのデメリット
浜学園Webスクールのデメリットは以下の3点です。
デメリット
- 関東の中学校の志望校対策面では他塾に劣る可能性あり
- 宿題にテストにボリュームが多いため、やる気が必要
- 通信教育の中では比較的高めである
合格実績に偏りあり
浜学園は関西に本拠地を置く塾のため合格実績がすぐれている地方に偏りがあります。
5〜6年生まで利用する場合は、お子さんの志望校対策が十分できるかどうか検討しておくのがよさそうです。
反対に1〜4年生であり、ひととおりの知識や思考力などを得る段階であれば問題なしです。
ボリューム多め
浜学園の教材はボリュームが多いため宿題やテストをこなしていけたら力はつきそうですが、モチベーションが低いと追いつけなくなるかもしれません。
他の通信教育と比較すると高め
浜学園Webスクールは他の通信教育と比べ入学金・受講料が高めとなっています。
浜学園に通学するのに比べると安いですが、ご家庭の予算内であるか確認してみてくださいね。
浜学園Webスクールはこんな方におすすめ
- 特定の科目だけ受講したいお子さん
- 西日本、特に関西の中学校を志望しているお子さん
- 先生や教室長に相談しながら受講したいご家庭
- 定評ある最高レベル特訓算数で難関校受験に備えたいお子さん
受講料 | 入会金23000円/月会費8030円〜 ※学年と科目により異なる 例.マスターコース:小学3年2科目の場合13750円 最高レベル特訓算数:小学4年の場合11660円 教材費別途要 |
開講科目 | 算数(1〜6年)・国語(2〜6年) 理科(3〜6年)・社会(4〜6年) |
開講学年 | 小学1年〜6年 |
毎月の教材 | Web講義 講義用テキスト 家庭学習用テキスト 復習テスト 公開学力テスト |
テスト | あり(受講料に含まれる) |
映像授業 | あり |
公式サイト | https://hamagakuen-webschool.jp/ |
フォトン算数オンライン教室
フォトン算数オンライン教室は御三家への合格率が異常に高いフォトン算数クラブのオンライン教室です。
フォトン算数クラブは人気が高まりすぎて入室テストすら受けるのが困難となっているなか、フォトン算数オンライン教室は入室テストなしで受講できます。
フォトン算数オンラインの特徴は以下のとおりです。
フォトン算数オンライン教室の特徴
- iPadでフォトン算数クラブのカリキュラムを受講できる
- AIにより受講者に最適な問題が出題され効果的に学習できる
- フォトン算数クラブへの移動のチャンスあり
内容
フォトン算数オンラインは以下のような流れと内容となっています。
- 確認テスト
- オンライン授業を受講
- 演習
- 宿題
フォトン算数オンラインはiPad(第8世代)で受講します。
毎回ひとつ前の授業内容の問題が出る確認テストを受け、合格であれば次の授業に進みます。
授業の説明を聞き、ときどきビデオを止めてノートをとり、問題が出されたら適宜演習します。
問題はノートにとき、iPadで回答し解説を聞きます。
授業後は今回学習した単元の問題を宿題としてもう一度ときます。
こんなふうにして算数だけをどんどん学んでいきます。
フォトン算数オンラインのメリット
フォトン算数オンラインのメリットは以下の4点です。
メリット
- オンラインでフォトン算数クラブと同じ内容を受講できる
- 通学するより月謝が安い
- 入室テストがなく希望すれば受講できる
- ルミオン算数クラブ・フォトン算数クラブへの移動制度
フォトン算数クラブと同内容で安く受講できる
フォトン算数オンラインは通学の約6割程度の値段で、通学時間・手間がなくフォトン算数クラブと同じカリキュラムを学べる点が魅力的です。
入室テストもなく募集期間に希望すれば受講できます。
休会制度や移動制度あり
「通学のフォトン算数クラブに通いたい」という方のために休会してフォトン算数クラブの入塾テストに挑戦できる休会制度があります。
また成績優秀な場合にフォトン算数クラブやその系列のルミオン算数クラブに移動するチャンスが用意されています。
フォトン算数オンラインのデメリット
フォトン算数オンラインのデメリットは以下の5点です。
デメリット
- 分からないところを質問するのが難しい
- 移動制度の難易度が高そう
- 受講できるのは算数のみ
- 通信教育のなかでは月謝が高めである
- 入会できる時期が限られる
質問するのが難しいかも
フォトン算数オンラインで気になったのは質問制度等のサポートが見当たらない点です。
「分からないときは動画を見直しましょう」とのことですが、動画をみても分からないときのサポートは明言されていませんでした。
移動制度は難関かも
オンライン教室からルミオン算数クラブ等への移動制度はありますが「成績優秀」なだけでなく「空きが出た場合」なので、かなり難関であることが予想されます。
算数のみでやや高め
フォトン算数オンラインは通学のフォトン算数クラブに比べると4割くらい安いですが、それでも算数一科目で月額15000円〜と他の通信教育に比べると高めとなっています。
そのぶんコマ数も多いので、しっかり勉強できると思います。
入会時期が限られる
フォトン算数オンラインは入会できる時期が限られます(2022年度入会は12月〜4月)。
入会したい年度の前年度から申し込み時期の確認が必要となります。
フォトン算数オンラインはこんな方におすすめ
- 算数を得意科目にしたいお子さん
- フォトン算数クラブに将来的に入りたいお子さん
- フォトン算数クラブへの送迎が難しいご家庭
受講料 | 入会金22000円/月会費15000円〜 ※入会学年とその年度の受講コマ数により異なる |
開講科目 | 算数 |
開講学年 | 小学2年〜 |
毎月の教材 | Web講義 演習 宿題 |
公式サイト | フォトン算数オンライン |
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2022年度フォトン算数クラブオンライン教室説明会に参加した口コミ
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スタディサプリ
最後にご紹介するスタディサプリはリクルートが運営する動画形式の通信教材です。
スタディサプリの特徴
- 2178円で全科目見放題!
- カリスマ講師のわかりやすい授業を受けられる!
スタディサプリは従来小4〜小6向けの動画中心の教材でしたが、2022年ドリル形式の小1〜小3向け講座をリリースしました!
小4以降と小1〜小3までに分けてご紹介していきます。
※スタサプで合格した体験談はこちら↓
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【中学受験】スタディサプリを活用して難関中に合格した口コミ・体験談
小4〜小6向け講座の内容
スタディサプリの小4〜小6向け講座の内容は以下の3点です。
- 動画
- テキスト
- サプモン
小4〜小6のスタディサプリは90%が動画による学習です。
動画は小4〜小6の算数・国語・理科・社会がそれぞれ「基礎」「応用」のレベル別に12〜37講座ずつあります。
「基礎」は教科書レベル、「応用」は中学受験向けです。
それぞれの授業は約1時間ほどですが、約10〜15分ずつに分割されているため、4回前後の動画でひとつのテーマを学んでいきます。
オリジナルのテキストはPDF(無料)を印刷してもよし、製本されたテキスト(1320円)を購入しても、どちらでも大丈夫です。
小1~小3向け講座の内容
小1〜小3向け講座は動画ではなくドリル演習が中心です。
算数の一部の問題に解説動画がつきますが、アニメーション形式であり、小4〜6向けの動画とは少し異なります。
- ドリル
- (一部の問題のみ)動画
- 教科書対照表
- サプモン
ドリル演習は問題を解いてパソコンやタブレット上で回答する形式です。
開講科目は以下のとおりです。
小1 | 国語 | 算数(基礎・応用) | ||
小2 | 国語 | 算数(基礎・応用) | ||
小3 | 国語 | 算数(基礎・応用) | 理科 | 社会 |
テキストはなく代わりに教科書対照表がついているので、小学校で利用している教科書に準拠した内容のドリル演習ができます。
※詳しくはこちら↓
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小学生のスタディサプリは何年生から?どんな人におすすめ?小3の体験談
スタディサプリのメリット
スタサプのメリットは次の4点です。
メリット
- 授業が最高におもしろい!
- 理科や社会に定評あり
- 費用が安く、気軽に使える!
- サプモンでモチベーションが維持できる
授業が最高におもしろい
スタディサプリはカリスマ講師と呼ばれる先生の授業があります。
たとえば一番人気、理科の相馬先生の授業は情熱的でした。
動画でこんなに盛り上がるんですね!
理科や社会に定評あり
特にインプットが重要な理科や社会にはスタディサプリは定評があります。
理科・社会を得点源にしたいお子さんにおすすめです。
また通塾と並行して苦手分野のみピンポイントで受講するという使い方もあるようです。
サプモンでやる気アップ
プモンというこどもの心をわしづかみにするモンスター育成ゲームも利用できます。
動画を見ると得られるポイントでモンスターの卵を買い、餌をあげ、育てていきます。
「ゲームで遊んでばっかりになるのでは?」と心配な方もいるかもしれませんが、サプモン内でのバトルでは理科や社会のクイズが出題され、サプモンでも勉強できるようになっています。
費用が安く始めやすい
スタディサプリは月額2178円という低価格で4教科・小1〜小6全学年の学習ができるというコスパも魅力的ですね。
スタディサプリのデメリット
スタサプのデメリットは以下の3点です。
デメリット
- 小4以上はインプットに特化していて、小1〜小3はアウトプットに特化している
- 学習のペースをつくるのが難しい
- スタディサプリだけでは合格できる学校が限られる
小4〜6はインプットに特化している
スタディサプリの小4〜小6は「動画を見る」のが9割を占めるため、新しい分野の導入や分かりにくかったことを理解するのには最適です。
しかし、宿題は基本的になく授業内の演習も少なめなので、定着させるには自主的な復習や問題集での演習が必要となります。
ペース配分が難しいことも
スタディサプリの動画はZ会のように定期的に配信されるわけではなく、いつでも見られます。
いつどの動画を学習していくか、ペース配分に工夫が必要そうです。
1週間に1講座など、保護者もいっしょに目標を立てておくとよいかもしれません。
スタディサプリだけでは合格できる学校が限られる
スタサプで学べるのは基本からやや発展問題までです。
難関校や最難関校で必要な知識まではカバーしにくいです。
インプットや弱点補強にはよいですが、難関校合格には答案作成力を磨くなど、他の学習も必要となります。
小1〜3はドリルのみ
小1〜小3向け講座は基本的にドリル形式の演習です。
小学校の学習の理解の確認には使えますが、小学校などでインプットしてからの利用となりそうです。
スタディサプリはどの学年においても、それ単体で利用するというよりは「弱点の発見」「弱点補強」「理解の強化」などに使うのがよさそうです。
まさに「サプリ」のようなポジションですね。
スタサプはこんな方におすすめ
- 苦手分野の復習をしたい・弱点の発見をしたい
- 4教科の基本〜発展をインプットしておきたい
- 塾や他の通信教育と併用して穴をなくしたい
受講料 | 月額2178円 |
開講科目 | 算数・国語・理科・社会 |
開講学年 | 小学1年〜6年 |
教材 | 講義動画またはドリル演習 テキスト サプモン |
テスト | 講義終了後に確認テストがある科目もある |
映像授業 | あり |
公式サイト | スタサプ![]() |
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小学生のスタディサプリは何年生から?どんな人におすすめ?小3の体験談
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»スタサプ
中学受験向け通信教育・教材まとめ
中学受験向け通信教育をまとめました。
参考になりましたら幸いです。
ピグマキッズくらぶ | Z会 小学生向け講座![]() |
リトルくらぶ | 浜学園Webスクール | フォトン算数オンライン | スタサプ![]() |
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内容 | 主にテキスト | 動画とテキスト | 動画とテキスト | 動画とテキスト | 動画等 | 動画とドリル |
入会金 | 11000円 | なし | 11000円 | 23000円 | 22000円 | なし |
月会費 | 5280円 | ※1584円〜 | ※6380円〜 | ※8030円〜 | ※15000円〜 | 2178円 |
※学年・科目数等による
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