Z会中学受験コース算数の受講をはじめる前、「月例テストの中身ってどんなの?」「もっと詳しくカリキュラムを知りたい」「Z会だけでボリュームは足りる?」などいろいろ疑問に思っていました。
Z会中学受験コースの算数を受講した経験からパンフレットや公式サイトではわからない情報も含めて、Z会の算数を紹介していきます。
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Z会中学受験コース算数 体験談と感想
Z会中学受験コースの算数に関して我が家の感想は「難しい」「楽しい」「Z会だけで大丈夫」「月例テストつきのトータル指導プランがおすすめ」です。
Z会の算数は「難しい」
Z会中学受験コース算数のエブリスタディアドバンストは例題→確認問題→練習問題ですが、練習問題は確認問題よりもすこし難しくなります。
我が家では練習問題に関しては「2回目以降に自力で解ける」ことを目指し、1回目に取り組むときは「できなくてもOK」と思って取り組んでいます。
Z会の算数は「楽しい」
Z会中学受験コースの算数は難しいですが同じ問題の反復や数値替え問題が少なく、問題のバリエーションが豊富なため、考えるのが好きな子には楽しいようです。
通常のカリキュラム以外に、「算数アトラクション」というクイズのような問題や、算数が得意な子向けに「Z会からの挑戦状」というとっても難しい応用問題があるのも楽しさの一因です。
Z会の算数だけで大丈夫!
3〜4年生のZ会中学受験コース算数はボリュームが少ないと感じるかもしれませんが、Z会だけで大丈夫です。
志望校に合格するためには過去問をやったり、Z会以外のこともやる必要がありますが、中学受験で出題されるひととおりのカリキュラムを学ぶにはZ会で学ぶことをしっかり吸収できれば必要十分と感じます。
それから5年生以降は他の教材をやる暇がないくらのボリュームです!
Z会の算数は「トータル指導プランがおすすめ」
Z会中学受験コースは月例テストが秀逸なので断然「トータル指導プラン」がおすすめです。
なぜなら「月例テストの締め切りで学習のリズムができる」「だいぶ前に学んだ単元も月例テストで復習できる」「答案の書き方をチェックしてもらえる」からです。
このあと実際の月例テストの添削も公開しています!
ちなみに「塾や家庭学習で十分演習できる」ような場合には、月例テストと練習問題がない「要点集中プラン」もおすすめです。
Z会中学受験コース算数 教材と活用方法
Z会中学受験コース算数の教材はテキスト(エブリスタディアドバンスト)・アプリ(動画)・月例テスト・毎日練習ブックです。※トータル指導プランの場合
エブリスタディアドバンスト算数
エブリスタディアドバンストは毎月のテキストです。
「授業ノート(例題)」「確認問題」「練習問題」が1セット(1回分)。
たとえば4年生の場合、1回分は「授業ノート(例題)」「確認問題」「練習問題」それぞれがA3サイズの見開き1ページで、合計見開き3ページです。
学年 | 毎月の量 |
3年生 | 6回分 |
4年生 | 6回分 |
5年生 | 10回分 |
6年生 | 12回分 |
「授業ノート(例題)」は映像授業を見て空欄を埋めながら新出単元のやり方を習得できます。
「確認問題」は数値替え問題。「練習問題」は応用・発展問題です。
「練習問題」は3〜5年生は見開き1ページですが、5年生になると1ページあたりの問題の量が4年生のときの約2倍になります。
月例テスト算数
3年生・4年生は問題用紙はA4で3枚程度、解答用紙がA4が1枚(両面)。解答時間は30分です。
5年生・6年生は問題用紙はA4で4枚程度、解答用紙がA3が1枚(両面)。解答時間も50分と長くなります!
学年 | 月例テスト |
3年生 | 月1回 |
4〜6年生 | 月2回 |
月例テストは大問7問前後で、前半はその月に習った問題。後半はこれまでに習ったことから出題されます。
「考え方」を書く問題もあり、他の人に分かるように考え方を表現する練習ができます。
「6と0が紛らわしくてバツになった」「式は合ってたのに答えの転記を間違えた!」といったことが起こり、息子にはとても役に立っています。
こんなふうに添削してもらえますよ。
毎日練習ブック
毎日練習ブックは毎月10回分あります。1回分がA4サイズ1枚。計算問題と1行問題です。
5年生になると毎日練習ブックも難易度が表記され、「最難関マーク」のついた問題もあります。
Z会中学受験コース算数 受講生が感じる残念な点
解答・解説はアプリのみ
Z会中学受験コースではアプリで解答・解説が配信されます。
映像で解説してくれるので分かりやすいのですが、算数の場合、取り組み2周目に式や答えだけ確認したいときにアプリを開くのがやや面倒です。
1周目にしっかりテキストに自分で式や答えを書けていればそんな問題もないのですが、我が家ではまだ難しいです。
スケジュールに追われる
Z会中学受験コースは自ら予定をたてて学んでいきますが、5年生以降は分量も多く、スケジュールに追われます。
80%くらいの理解を目指し、毎回月例テストを出していくことを目標にするとよいです。
Z会中学受験コース算数 やっててよかったと思う点
効率良く勉強できる
Z会中学受験コースでは「既習単元の例題は飛ばす」「分かる問題の動画の解説は見ない」などの工夫して取り組むことで、短時間で効率よく必要十分な学習ができます。
Z会を始める前に公文・家庭学習などですでに学習した分野がある場合も全く無駄なく学習できます。
好きな時間に取り組めるので、勉強の負担を少なく感じる
算数に限らないことですが、自分の都合で学べるので、Z会の取り組みは「平日はすこし。土日はしっかり」など、他の習い事や家庭の都合でその日の勉強時間を決めることができます。
式や考え方を書けるようになった
これまで息子は算数の問題で答えしか書けなかったのですが、Z会中学受験コース算数の月例テストのおかげで式も書けるようになりました。
入試本番でも式や考え方で部分点をとるための練習になっています。
月例テストでミスのパターンをつかめた
月例テストで「紛らわしい数字を書いてバツになる」ということを息子は経験をもって体感できました。
月例テストにより、家庭でもちょっとした緊張感をもって学習に取り組むことができ、子どものミスのパターンを把握できました。
Z会中学受験コース算数 よくある質問
算数だけ受講できますか?苦手な単元だけ受講できますか?
1教科だけの受講も、苦手な単元だけの受講もできます。(最低受講期間は1ヶ月から)
Z会中学受験コースの受講料は?
1科目あたりの受講料は以下のとおりです。
トータル指導プラン | 要点学習プラン | |
3年生 | 4400円 | 1900円 |
4年生 | 4800円 | 1900円 |
5年生 | 5800円 | 2400円 |
6年生 | 6000円 | 2400円 |
科目数が増える場合は上の数字に受講科目数をかけた金額になります。
効果はありますか?
学習量やZ会との相性にもよりますが、我が家では2ヶ月目から効果を感じました。
Z会のおかげで大手塾の模試の算数の成績が安定するようになりました。
トータル指導プランと要点集中プランのどちらがおすすめですか?
塾と併用しない場合はテスト慣れするためにも月例テストがある「トータル指導プラン」がおすすめです。
塾と併用する場合で、理解の抜け漏れのチェックをしたい場合は「要点集中プラン」よりも「トータル指導プラン」で練習問題に取り組んだり月例テストを提出する方が学習効果が高いと思います。
塾の授業が難しくてついていくのが難しい場合は、丁寧に基本を学べる「要点集中プラン」もおすすめです。
Z会中学受験コース算数は答案作成力があがる!
Z会中学受験コース算数は必要十分なボリュームで中学受験で戦える学力を獲得できます。
月例テストに取り組むことで、本番で式や考え方を書く力を早いうちから伸ばすことができます。
万が一合わない場合は1ヶ月だけでも解約できるので安心です。
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