娘がZ会幼児コースを受講した体験からZ会幼児コースのデメリットや挫折しそうになるポイントについてまとめます。
Z会幼児コースを年中・年長さんが受講するデメリットは7つあります。
- 年中・年長さんにとって難易度は高め
- 毎月の分量は少なめ
- 年中・年長さんが喜ぶ付録が少ない
- キャラクターが年中・年長さんにウケない
- 年中・年長さんにとって添削課題がめんどくさい?
- 努力賞の申請に手間がかかる
- 「ぺあぜっと」では親子の取り組みが必要
本記事では受講者だから分かる「Z会幼児コースのデメリット」を紹介していきます。さいごにZ会幼児コースをやってよかったと思う点も紹介しています。ご興味のあるところから読んでください。
クリックできる目次
Z会幼児コースは年中・年長さんにとって難易度が高い
Z会幼児コースは「机に向かって座れる子」なら大丈夫です。「文字が読める」とスムーズに始められますが、読めない場合は保護者が一緒に問題文を読んであげれば問題ありません。
難易度はやや高めですが、小学校の先取りだけではなく小学校の教科書では学べないことも学べます。
まだ文字が読めず、保護者のフォローも難しい場合はスマイルゼミのように読み上げ機能があるタブレット教材からはじめるのがおすすめです。
我が家も文字が読めなかった娘はスマイルゼミを受講してからZ会幼児コースに移行しました。
【スマイルゼミ】年中・年長さんに幼児コースはおすすめ?メリットは?感想と口コミ
続きを見る
Z会幼児コースは年中・年長さんにとって分量が少ない?
Z会幼児コースは年中・年長さんが1ヶ月で「やり切れる分量」です。
教材は「かんがえるちからワーク」と「ぺあぜっと」が基本になります。
ドリル形式の「かんがえるちからワーク」は48ページ(42回分)です。1日に1〜2ページやると1ヶ月で終わります。
「ぺあぜっと」は約9回分です。簡単な実験や家族で取り組めるゲームなので週に1〜2回保護者と一緒に取り組みます。
両方合わせても1日に1〜2回分なので「量より質」を重視するご家庭には向いています。
我が家ではテンポよく学習できZ会幼児コースをやり切った月にはこのような市販のドリルにも取り組みました。
通信教育だけで完結したいというご家庭にはスマイルゼミなどタブレット学習のほうがおすすめです。
Z会幼児コースは付録があまりない
Z会幼児コースでは付録がほとんどありません。たとえば年長コースの付録は年間をとおして時計のおもちゃ・小さな地球儀・カルタです。
ただ付録がないことは悪いことばかりではありません。
上の子はこどもちゃれんじをやったことがありますが付録が動機づけになっていたため、逆に「付録のない月はテンションが下がってやりたがらない」ということがありました。
またおもちゃが増えて散らかるということもありません。
お子さんの学習や動機づけにとって付録が必ずしも必要ない場合はZ会幼児コースの付録でも大丈夫です。
Z会で年中・年長さんの添削課題がめんどくさい
Z会幼児コースでは年中・年長さんには添削課題があります。テストや問題ではなくその月にZ会幼児コースをとおして経験したことを表現する「ぺあぜっとシート」です。
娘は絵を描くのは好きではないので、お手紙を書いていました。
と言いながら取り組んでいましたが、担当の先生からお手紙のお返事(ぺあぜっとシートのおへんじシート)を楽しみにしていました。
Z会幼児コースの努力賞はめんどくさい
Z会幼児コースでは年中・年長さんがもらえる努力賞があります。
「ぺあぜっとシート」を出すたびに努力賞ポイントを2ポイント獲得でき20ポイント以上たまるとnanacoポイントか図書カードに交換できます。
nanacoポイントに交換すると、ポイント数に応じて実験キット・文房具・パズルや顕微鏡などに引き換えることができます。
「努力賞ポイントをnanacoポイントに交換」「nanacoポイントを賞品に交換」とやや手間がかかるので親にとっては少しめんどくさいのですが、子どもにとっては嬉しいですね。
Z会幼児コースのキャラクターがいまいち
Z会幼児コースのキャラクター「イーマル」「ミルマリ」「イワンコ」は「しまじろう」ほどの人気者ではありません。
娘も最初は
と不思議そうに眺めていました…
キャラクターに求心力はありませんが、我が家では物心ついてから始めたので気になりませんでした。
年中・年長さんとぺあぜっとの取り組みに手間がかかる
Z会幼児コースには「ぺあぜっと」という親子で取り組むワークがあります。毎月さまざまな実験や料理に親子で取り組みます。
正直めんどくさい場合もあります。でもおかげで娘は料理に興味をもつようになりました。
最近のサピックスの本でもお子さんが料理をする大切さが強調されています。
「手間がかかる」「めんどうだな」と思うこともありましたが、さまざまな取り組みを親子で行うこと自体は楽しかったです。土日に「することがなくなってテレビを見る」という時間も減りました。
我が家では全部取り組もうとはせず、できるものをやりました。「ぺあぜっと」では毎月料理がありますが、我が家では「煮魚」など娘の苦手な食べ物の回は回避しました。
またZ会幼児コースでは年中・年長さんだけでなく保護者が読む情報誌「ぺあぜっとi」も届きます。
学習していくにあたって「お子さんにどんなふうに声がけをすれば効果的か」など年中・年長さんの学習に役立つ情報が掲載されています。
私はあまり読んでいなかったのですが「ぺあぜっとi」を読んで活用できるとより効果的な学習ができます。
「保護者まで学習するのは億劫」という方もいるかと思います。読まなくても学習には差し支えはありませんが、気になる方はスマイルゼミなど保護者なしでも完結する教材を選んでください。
【スマイルゼミ】年中・年長さんに幼児コースはおすすめ?メリットは?感想と口コミ
続きを見る
Z会幼児コースは共働きでもできる?
Z会幼児コースは共働きや忙しいご家庭でも大丈夫です。週に1回くらい一緒に学べる時間を持てそうであればまったく問題ありません。
Z会幼児コースで「ぺあぜっと」には親の関与が必要ですが毎月9回分なので休日にできました。またメインとなるワーク「かんがえるちからワーク」は親は必ずしも必要ではなかったです。
Z会幼児コースは難問もありますが標準的な問題もあります。一人で勉強するときには自分でできそうな問題を選んでもらいました。私がそばに付き添えるときには下のような難しい問題に挑戦しました。
Z会幼児コースのメリット3つ
Z会幼児コースを実際に受講してみてメリットのほうが大きかったです。
Z会で年中・年長さんの思考力がぐんぐん育つ
Z会幼児コースでは学校では学べない論理的思考力や表現力が育ちます。
年中・年長さんの知的好奇心を刺激し付録がなくても「もっとやりたい」と子どもが思う教材でした。
Z会は毎月やりきれる分量なので達成感を得られる
Z会の分量は多くはありませんが「無理してやらせなくても終わる量」なのは魅力です。
「勉強しなさい!」と言わなくても終わります。
こどもに勉強を強いるのがストレスになる場合はZ会の分量はおすすめです。
「ぺあぜっと」を一緒に経験をすることで親子の絆が深まる
Z会幼児コースは他の通信教育に比べて「手間がかかる教材」です。
「ぺあぜっと」はやや面倒でしたが一緒に取り組んで親子の絆が深まりました。
Z会幼児コースの概要
さいごにZ会幼児コースの概要を紹介します。
月会費 | 年少2500円・年中2900円・年長3000円 ※毎月払いの場合。 |
割引 | 12ヶ月一括払いの場合は上より15%割引 6ヶ月一括払いの場合は上より5%割引 |
入会金 | なし |
内容 | ことば・数・形・論理・表現・身体活動・生活・自立・自然・環境 |
開講学年 | 年少・年中・年長 |
教材 | ぺあぜっと ぺあぜっとi (保護者向け情報誌) かんがえるちからワーク ぺあぜっとシート(提出課題。年中・年長のみ) 副教材(年数回) デジタルワーク教材(年少・年中 年4回・年長 年5回) デジタル英語教材(年中・年長 年4回) |
最低受講期間 | 1ヶ月(2ヶ月目から退会可) |
支払い方法 | クレジットカード・振込用紙 |
公式サイト | Z会 幼児コース |
Z会幼児コースにはデメリットもありましたが「お子さんが思考力を伸ばすためには少し手間をかけてもよい」「週に1回くらいお子さんと一緒に勉強するのも楽しいかも」と思える方にはおすすめしたい通信教育です。