スマイルゼミでは2022年4月より「コアトレ」という公文式のような無学年学習が始まりました。
スマイルゼミ受講中の年長さんが実際にコアトレを使ってみた感想を書いていきます。
結論からいうと本当にくもんのような学習がタブレットでできるので、くもんに通いたいけど通学時間や予算の制約がある方におすすめです。
他方でデメリットもありましたので書いていきます。
クリックできる目次
コアトレを幼児が使ってみた体験談
まずは年長さんがコアトレを1ヶ月使ってみた体験談をシェアします。
メリットは詳しく後述していますが、個人的にやってみて良かったと感じた点はこちらです。
- 無制限に取り組めるため、やることが尽きない
- 経験値やレベルが上がる仕組みでモチベーションアップ
- どんどん新しい分野が展開していくワクワク感あり
- 自動採点でひとりで勉強できる
やることが尽きない
コアトレは上限なく取り組めるため「すぐに終わってしまう」という心配が不要です。
たくさんやろうと思ったらできるのですが我が家では国語と算数を1日にひとつずつ取り組みました。
動画を見て学び、そのあと演習という流れです。
経験値やレベルアップでやる気上昇
コアトレでは学習やテストなどの取り組みにより経験値を獲得できます。
たとえ間違えたり、テストが不合格だったりしても、取り組んだことに意味があるので経験値があがります。
経験値をためるとレベルアップするのも楽しみのひとつです。
新しい分野がオープン
コアトレでは学習をすすめると鍵がかかっていた新しい分野がオープンします。
新しい分野の学習にすすめるというワクワク感があります。
自動採点でひとりで勉強できる
コアトレでは回答するとすぐに自動採点されます。
間違えた問題は解き直すか、解答が表示されます。
このため幼児でも最初から最後までひとりで学習できました。
反対に残念だった点は以下のとおりです。
- スマイルゼミの通常の講座と内容が重なるものもあった
- 「今日のできた!」やごほうびがないので1日にやる量の目安が子どもにわかりにくい
- 満点をとらないと次にすすめない
- 通常の講座よりも誤操作が起きやすい
通常講座との重複あり
スマイルゼミのコアトレではその学年にぴったりのステージから取り組むので、場合によっては通常コンテンツでやった内容と重複します。
我が家の場合は通常コンテンツでひらがなを書く練習をひととおり終えたところでコアトレを始めましたが、コアトレでも「ひらがなの書き」から始まり「またこれ?」という反応でした。
そこはサクサクと終えて次に進んでからは楽しく学習していました。
重複するものもありますが、そのぶん取りこぼしなく学習することができます。
1日の学習量が決まっていない
スマイルゼミの通常コンテンツではその日の学習量が決められており(親が設定することができ)それを終えると「今日のできた!」というふりかえりと保護者への報告ができます。
コアトレは無制限でできるので1日の区切りがありません。
お子さんと一緒に毎日の学習量を決めておけるとよいですね。
100点取らないと次に進めない
コアトレの練習問題は全問正解しないと次にすすめません。
ちょっと厳しいですね!
そのぶん完璧に仕上げてから次に進めます。
ときどき押し間違える
コアトレでは選択肢を押し間違えてバツになることもありました。
幼児コースの通常コンテンツでは選択し直せるものも多くそのようなことは起こりにくいのですが…
悔しい思いもしましたが、丁寧に問題に取り組むことの大切さを学ぶことができました。
我が家ではそれでも子どもはコアトレがお気に入りで、今は通常コンテンツよりもコアトレに取り組む日が多いです。
お子さんの性格にもよりそうですね。
タブレット学習は間違いが起こりがちなのでかんしゃくを起こしやすいお子さんの場合はくもんなどのプリントでのほうが向いていそうです。
のんびりやの我が子はソファでくつろぎながら取り組んだり、出先に持っていったりして取り組んでいます。
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そもそも「コアトレ」って?
スマイルゼミのコアトレは学年を超えて学習できるコンテンツで、幼児コースと小学生コースで利用できます。
苦手な分野はさかのぼって学習し直すことができ、得意な分野はどんどん先取りすることができます。
スマイルゼミのパンフレットでは「プリント学習教室」と比較されていますが、まさに公文のタブレット版といえそうです。
コアトレは国語と算数(数学)、幼児から中学3年生の範囲まで学習可能です。
コアトレには以下のような特徴があります。
- 追加料金なし
- 従来どおり教科書準拠の学習と併用できる
- 中3の範囲まで無制限に取り組める
- 幼児コース・小学生コースで利用可能
- みんなと競い合える機能あり
スマイルゼミでは従来どおり教科書準拠のコンテンツも利用できます。
コアトレに取り組める量は無制限であり、お子さんのやる気さえあればどんどん学びをすすめていくことができます。
そのためスマイルゼミで学習できるコンテンツは従来の2倍以上になりました。
しかも値段は2021年度までと同じまま、追加料金不要で自動的に搭載されています。
スマイルゼミ「コアトレ」のメリット
ここではスマイルゼミのコアトレのメリットをまとめていきます。
ココがおすすめ
- 費用が安い
- 対象が幼児から小学生まで
- 中学3年生レベルまで学習可能
- 専用タブレットが使いやすくコンパクト
- 公文より内容が豊富
コスパが良い
スマイルゼミは月額費用が安いです。
たとえば小学3年生で月額4180円(12ヶ月一括払いの場合)です。
他の学年の月額を確認したい場合はクリックしてください。
もし算数・国語を学習する場合、公文式に通うと2科目で毎月約14000円かかってしまいます。
どの学年においても、それより安い値段となっています。
またスマイルゼミではコアトレだけでなく教科書に準拠したコンテンツも学習できます。
「先取り学習もすすめつつ、学校のテストでも100点をとりたい」という人にはコスパ抜群です。
幼児から学べる
スマイルゼミのコアトレは幼児から利用できます。
実は幼児の無学年式タブレット教材はあまり多くなく国語と算数両方学べるのはスマイルゼミのみとなっています。
こどもちゃれんじでも2022年度からタブレット教材「じゃんぷタッチ」が始まりますが「じゃんぷタッチ」では無学年学習は導入されていません。
中学レベルまで学べる
スマイルゼミのコアトレでは中学3年生レベルの数学・国語まで学べます。
進研ゼミ小学講座でも無学年学習「AI国語算数トレーニング」が始まりましたが、学べるのは小6までの範囲となっているので、学習範囲の面でもスマイルゼミはメリットが大きいですね。
専用タブレットでの学習
スマイルゼミには専用タブレットがあるのでお子さんはご家族のデバイスの使用状況や都合に関係なく学習できます。
またタブレットひとつで学習できるため公文のように教室に通ってプリントをもらう手間がなく、プリントがどんどん増えていくということもありません。
くもんより内容が豊富
スマイルゼミのコアトレは内容面でもメリットがあります。
コアトレが公文と異なるのは算数では計算だけでなくグラフや図形や文章題も出題されることです。
たとえばこのような問題も出題されます。
小学生・中学生の学習に関しては公文よりも幅広い分野に対応できる力を身につけることができると感じました。
スマイルゼミ「コアトレ」のデメリット
スマイルゼミのコアトレには正直デメリットもありました。
ココがデメリット
- タブレット学習の弊害
- 内容や範囲に限りがある
- 最初のレベルは学年で決まる
- 1年未満で退会するとタブレット代金が高くなる
- コアトレの評判はまだ少ない
ひとつずつ紹介していきます。
タブレット学習の弊害
スマイルゼミに限らないことですが、タブレット学習には長所・短所の両方があります。
タブレット学習の短所としては「紙での学習と書く感触が異なる」「正しく認識されないことがある」「採点が機械的」などです。
スマイルゼミのタブレットは優秀ですが、やはり紙に書くのとは感触が異なります。
またスマイルゼミで学習中に正しいときに誤りと認識されることがありました。
たとえば「きれいな字ではないけれど、テストでは丸になるくらいの基準を満たしている字を書いたとき」などです。
そういうときに先生がいれば注意しつつも丸をもらえると思います。
他方でタブレット学習の良い点もあります。
間違えたときにボタン一つでやり直すことができ、学習がスムーズですし、なんども解き直すこともできます。
タブレット学習の長所・短所を踏まえた上で受講を検討してみてくださいね。
内容や範囲に制限あり
スマイルゼミのコアトレでは中1〜中3レベルの数学まで先取り可能ですが他社より劣る点もあります。
たとえば「くもん」では高校や大学教養程度の数学も学べるのに対し、コアトレでは中学までの範囲となっています。
とはいえ小学校や中学校の学習内容習得を目標とするのであればコアトレで十分です。
最初のレベルは学年で決まる
スマイルゼミのコアトレは14のステージから構成されますがスタートするステージは受講している学年(年齢)で決まります。
幼児の場合はステージ1からです。
小学生の場合は学年により決まります。
そのため「すでに先取り学習をはじめている」という方にとっては内容が重複することがあります。
先取りしているお子さんは「動画解説」は飛ばせるので、どんどん練習問題やテストを解いてやりたいステージまで駆け抜けてくださいね。
利用期間が短いとタブレット代が高くなる
スマイルゼミでは受講者全員タブレット代(10978円)がかかりますが、もし6ヶ月未満でやめた場合は追加で32802円、6ヶ月以上1年未満でやめた場合は追加で7678円がかかります。
短期でやめると出費が大きいので、資料請求や2週間のお試し受講でお子さんとの相性をしっかりみてから入会するかどうかを判断してくださいね。
コアトレの評判は!?
スマイルゼミの無学年学習コアトレは2022年4月に開始したばかりなので実際に使用したお子さんの声がまだ少ないです。
「使いやすいか、そうでないか?」「楽しく学べるかどうか」などまだわからないことが多いです。
継続した場合の長期的な効果は明らかとはなっていませんが、我が家では今のところ日々できることが増えているのを実感しています。
コアトレをおすすめする人・おすすめしない人
スマイルゼミのコアトレがおすすめな人・おすすめしない人は下のとおりです。
コアトレはこんな方におすすめ
- 公文のような学習を最もコスパよく始めたいお子さん
- 国語と算数を中学レベルまでどんどん先取りしたいお子さん
- 小学校での成績も維持しつつ、できる範囲で先取りしたいお子さん
おすすめしない人
- すでに2学年以上の先取りが進んでいるお子さん
- かんしゃくを起こしやすいお子さん
- 理科や社会や英語も先取りしたいお子さん
すでに2学年以上先取りしている場合や英語も先取りしたい場合は、自分に合うレベルからスタートできる進研ゼミがおすすめです。
理科・社会の先取りをしたい場合はすららがおすすめです。
かんしゃくを起こしやすいお子さんはプリント学習のほうが比較的イライラせずに学習できそうです。
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